2時間でわかる図解 Eメールで市場を即100倍に広げる本


一時は絶大な効果を発揮するとして、注目を集めたEメールマーケティングだが、ユーザーに届けられるEメールの数が増えるにつれ、その質が問われるようになっている。

本書では、Eメールマーケティングで成果を上げている企業の事例とともに、Eメールマーケティングで成功するためのテクニックを紹介。Eメールマーケティングで重要なマナーやクリック率を上げるための書き方、配信方法などについて触れられている。

事例として登場するのは、返信率30%を誇る大京(ライオンズマンション)の「サンキューメール」や、月間売り上げ4000万円を突破したワイナリー和泉屋の「セラーに行こう」、平均クリック率22.6%を誇り、バイラルマーケティングのモデルケースとして注目されるシーエー・モバイル(サイバーエージェントの戦略子会社)のモバイルEメール広告「パケお」、売り上げを36%伸ばすことに成功したTSUTAYA onlineの「モバイル・クーポン」など。Eメールマーケティングの総合支援企業「カレン」の取締役2人が書いているだけに、解説は簡潔ながら、的を射ている。また、Eメール配信シェアウェア、メールマガジン発行システム、顧客に合わせたメールのカスタマイズを実現する多機能配信エンジンなどのサービスが、URLつきで一覧になっているのは便利だ。

本書では、こういった効果を上げるためのテクニックの紹介に加え、リスク管理についてもアドバイスされている。内容の誤りや誤配、個人情報の流出、ウィルスなどの危険を避ける方法や顧客クレームへの対処方法など、主要なリスクとそれに対する対処法が簡潔にまとめられている。

具体的なメールの配信方法やカスタマイズ方法、効果分析法など、技術的な部分に関しては他の書籍を参照する必要があるが、これからEメールマーケティングを始める、あるいはEメールマーケティングのやり方を見直してみたい、という人には実践的で参考になる1冊だ

最終更新 ( 2010/05/26 11:09 )