7つの習慣

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【書籍データ】

書名:7つの習慣
著者:スティーブン・R・コヴィー
出版社:キングベアー出版
価格:2,039円(税込)

【要約・解説】

本書『7つの習慣』は1989年に初版がアメリカで出版され、ブームを巻き起こした。以来、今日に至るまで37か国語で翻訳され1,500万部以上を売り上げており、2008年のプレジデント誌『どの本&著者が一番役立つか』という特集の1位に選出され、チーフ・エグゼクティブ・マガジン誌「20世紀にもっとも影響を与えた2大ビジネス書」のひとつに選ばれている。

日本でも1996年の発売以来、100万部以上の売り上げを記録しているベストセラーである。

『7つの習慣』の著者であるコヴィー氏はイギリスの「エコノミスト」の中で、「世界で最も大きな影響力を持つビジネス思想家」と評され、国際的に高い評価を受けるリーダーシップ研究の第一人者である。

彼は自身の研究の中で、1776年以降のアメリカで出版された「成功」に関する文献に全て目を通した。そこで彼が感じたのは、ここ最近50年間の文献は、その場しのぎで表面的な内容にすぎないもので、成功するためのイメージの作り方、あるいは人に勝つ方法などの応急処置的なテクニックについて説明しているだけであるということだった。それに対して、それ以前の150年間は、著しく対照的で、誠意、忍耐、謙虚、勇気、勤勉など内面的な要素が成功の条件として挙げられていた。
そして、著者は、会社、家庭、人生など全ての成功には原則があることを発見した。
本書は、
著者が発見した成功の法則を7つの習慣としてまとめたものである。

第一の習慣 主体性を発揮する

主体性を持つということは率先力を発揮するというだけでなく、自分の価値観に基づき反応を自分で選択する、自分の人生に責任を持つということである。
私たちは自分自身の状況を周りの環境のせいにすることが少なくはないが、人間は結局のところ、自分自身の選択によって行動を決定しているのである。それを理解し、自分自身の人生の責任を引き受ける義務があるのだ。
深く考え、選択し、内面化した価値観に基づいて自らを支配すべきなのである。それに対して反応的な人は周りの物的、社会的な環境に大きく左右されてしまう。
本書では、主体的になるための手段として2点が挙げられている。

(1)頭と率先力を使う。
自分から進んで状況を改善するような行動を起こす(問題解決型アプローチ)ことによって、自分自身を取り巻く環境そのものを自分で作り出す。

(2)努力と時間を、自らが影響できる事柄に集中させる。
自分がコントロールできないことでなく、自分がコントロールできる、影響を及ぼすことができる事柄に集中する。

第二の習慣 目的をもって始める

まず自分の人生の最後の姿を思い描き、それを念頭において今日という一日を始める。そうすることで、自分にとって何が本当に大切なのかをベースに、今日の行動、明日の行動、来週の行動、来月の行動を計画することができる。
「最後の姿」というのは少々極端ではあるが、わかりやすく言うと、「長期的な目的をブレイクダウンして1日という日を送らなければならない」ということである。

のための最も簡単で効果的な方法の一つとして著者が挙げるのは、ミッション・ステートメント(個人的なルール、信条)を書くことである。自分はどのようにありたいのか、何をしたいのか、それを文章にすることで自分の人生の中心にすべきものが見えてくる。自分のミッション・ステートメントを持つ人は確固たる中心を持ち、全ての決断をそれに照らし合わせ、自分の時間、才能、エネルギーを効果的に使うことができるのである。

第三の習慣 重要事項を優先する

私たちの時間の過ごし方は表のように4つの領域に大別することができる。活動を定義する軸は緊急度と重要度である。
緊急とは「すぐに対応しなければならないように見えるもの」である。例えば鳴っている電話など、即時の対応を要求してくることである。一方、重要度は「ミッション、価値観、優先順位の高い目標」の達成に結びついている。

















上記の表の中で特に大切な領域は言うまでもなく第二領域である。しかしながら、私たちの保有する時間には限りがあるため、重要度は関係なく、緊急度の高い領域が優先されがちである。

しかし、成功の鍵を握るのは、いかにして第二領域に投資するための時間を確保できるかにある。

そのためには第一、三、四の領域に費やす時間を削らなければならない。緊急に見えるものでも「ノー」と言える勇気を持つことが重要である。ここで、優先順位を正しくつけるために必要になってくるのは、第二の習慣で確固たる目的を持つことである。

第四の習慣 WinWinを考える

人間関係は以下の4つに分類することできる。

(1)Win-Lose:自分は勝って相手は負けるというパラダイム
(2)Lose-Win:自分は負けてもいいから、相手を勝たせるパラダイム
(3)Lose-Lose:相手を負かすためなら、自分も負けてもかまわないというパラダイム
(4)Win-Win:自分も相手も勝つというパラダイム

最も効果的な関係はその状況によって異なるが、長期で建設的な関係を構築するためには、最終的にはWin-Winとなる必要がある。
WinWinになるための要素を著者は述べている。

(1)自分のWinを主張する「勇気」を持つこと
(2)相手のWinを喜ぶ「思いやり」を持つこと











その勇気と思いやりが信頼関係を築き上げるのである。